おしゃれは足元から!スーツに合わせる革靴の種類とは

スーツスタイルは、足元にもこだわるとおしゃれな印象を与えられます。この記事では、ホールカットの革靴を含めた革靴の選び方を深掘りし、ビジネスからフォーマルなシーンまで、あらゆるシーンで革靴を合わせるポイントを紹介します。
革靴の種類と特徴、それぞれのシーンに合わせた最適な選び方、さらには小物の使い方まで、あなたのスタイルをワンランクアップさせるためのヒントを提供します。この記事を参考に、スーツスタイルを引き立てる革靴を選びましょう。

主な革靴の種類

革靴にはさまざまなスタイルがあり、それぞれに特徴と魅力があります。あなたのスタイルに合った革靴を選べるように、まずは革靴の主な種類とその特性を簡単に解説します。

内羽根式・外羽根式

内羽根式と外羽根式の革靴は、縫製方法が異なります。内羽根式は、靴紐を通す部分が靴の表面に縫い付けられているデザインのことで、洗練された印象を与えます。
一方で、外羽根式は靴紐を通す部分が外側に付いているため、カジュアルな雰囲気になります。

ストレートチップ

ストレートチップは、シンプルながら品のあるデザインが特徴です。靴のつま先に直線的なデザインが施されており、フォーマルからビジネスシーンにまで幅広く対応できる汎用性を持っています。
このタイプの革靴は、スーツスタイルをワンランクアップさせる効果があります。

プレーントゥ

プレーントゥの革靴は、無駄のないシンプルなデザインが魅力です。
装飾が無いつま先が特徴で、スマートな印象を与えます。ビジネスやカジュアルな装いなど、多様なスタイリングに合わせやすいというメリットがあります。

Uチップ・Vチップ

UチップとVチップの革靴は、つま先にU字型、またはV字型のデザインが施されているのが特徴です。
ビジネスシーンやカジュアルなスタイルでも柔軟に合わせられるため、スタイリッシュながらも実用的なデザインの革靴です。

ウイングチップ

ウイングチップは、つま先から側面にW字型の装飾が施されている革靴のことです。
W字型の装飾が靴に独特な印象を与え、クラシックでありながらも遊び心を感じさせます。個性的なデザインなので、スタイリングのアクセントになるでしょう。

ローファー

ローファーは紐やベルトなどの装飾がなく、履きやすさとエレガントさを兼ね備えているデザインの革靴です。
デザインが豊富で汎用性があるので、学生からビジネスシーンまで年齢に関係なく親しまれています。

モンクストラップ

モンクストラップは一つ、または二つのベルトで固定する革靴のことです。
紐靴よりもカジュアルな印象を持たれやすいですが、スーツに合うので、いつもと雰囲気を変えたいときや少し個性を出したいときにおすすめの革靴です。

ホールカット

ホールカットは、一枚の革で作られた滑らかでシームレスなデザインが特徴的な革靴です。エレガントで洗練された印象を与えながらも、場所を選ばないデザインなので、汎用性があります。
装飾が最小限に抑えられているため、スーツスタイルを引き立てながら、上品な印象を与えられます。

サイドエラスティック

サイドエラスティックは、サイドにエラスティックと呼ばれるゴムが施された革靴のことです。
履き心地がよく、シンプルでスタイリッシュな印象を与えます。靴紐がないので着脱しやすく、ビジネスからカジュアルまで幅広いスタイルに合うデザインの革靴です。

サイドゴアブーツ

サイドゴアブーツは、くるぶしあたりまで長さがあり、靴のサイドに伸縮性のあるゴム(ゴア)が縫い込まれている革靴です。
通常のブーツだとカジュアルな印象になるので、スーツとは合わせにくいですが、サイドゴアブーツはシックなデザインなので、スーツにも合わせやすいことが特徴です。

スーツに合わせたいシーン別の革靴の選び方

スーツと革靴の組み合わせ方は、シーンによって異なります。次にビジネス、フォーマル、パーティーや結婚式の二次会など、さまざまなシーンに合わせた革靴の選び方を解説します。
各シーンに合わせた革靴の選び方を知ることで、TPOをわきまえた振る舞いができる大人な印象を与えられます。シーンに合わせた革靴の選び方を理解して、革靴をおしゃれに履きこなしましょう。

ビジネスシーン

ビジネスシーンでは、とくに革靴が好まれます。一般的には、シンプルなデザインの内羽根式やストレートチップの革靴が選ばれやすく、黒やダークブラウンなど、スーツに合わせやすい落ち着いた色が理想的です。
そして、品質のよい革靴を丁寧に手入れすることで、足先まで身だしなみを整えられる人だという印象を与えられます。適切な革靴を選ぶことは、あなたの信頼性にもつながるでしょう。

フォーマルな場所

祝賀会や謝恩会などのフォーマルな場所では、その場にふさわしい革靴を選ぶことが大切です。一般的には、プレーントゥやホールカットのような洗練されたデザインが好まれ、色は伝統的な黒が適しています。
このような革靴は、タキシードやモーニングコートなどのフォーマルウェアにも合い、あなたの印象を確かなものにします。上質な革の靴を選び、しっかりと磨き仕上げることで、より品格が上がります。

特別な日の装いを引き立てるために、フォーマルな場所にふさわしい革靴は、デザインや品質にこだわりましょう。

パーティー・結婚式の二次会

パーティーや結婚式の二次会などの華やかな場所では、革靴の選び方もその雰囲気に合わせるとよいでしょう。
カジュアルな結婚式やパーティーであれば、少し冒険をしてウイングチップや色味が明るい革靴など、個性的なデザインや色を選ぶとおしゃれを楽しめます。

また、ローファーやモンクストラップなど、少しカジュアルなスタイルの革靴も適しています。

パーティーや結婚式はフォーマルな場よりも自由度が高く、楽しい雰囲気の中で自分のスタイルを表現するチャンスでもあります。明るい色や独特なデザインの革靴で、おしゃれな装いを引き立てましょう。

ビジネスシーンに合う革靴の押さえたいポイント

ビジネスシーン用の革靴は、信頼性と常識を表現できるものを選ぶと同時に、履きやすさも意識しましょう。履きやすさは靴のサイズや、色選び、素材や耐久性も影響します。
また、革靴の機能性や生産国ごとの特徴を理解すると、より自分の好みや目的に合った選択ができるようになるでしょう。

次に、ビジネスシーンならではの選び方のポイントを詳しく解説するので、ビジネス用の革靴選びの参考にしてください。

革靴のサイズ

革靴のサイズ選びは快適さに影響します。靴が小さすぎると圧迫感があり、不快に感じやすく、大きすぎると歩きにくくなります。
サイズは足の長さだけではなく幅も考慮して、足が自然に収まるサイズを選ぶことが大切です。

フィット感のある革靴を選ぶためにも、足のサイズをしっかりと測り、自分の足に合ったサイズの靴を選びましょう。

また、足がむくみやすい人や長時間歩く機会がある人は、多少ゆとりのあるサイズを選ぶことも大切です。むくんでいないときはピッタリなサイズでも、足がむくむときつく感じる場合があります。
革靴は履き慣らすと適度に皮が伸びて、より足にフィットするようになります。自分の体質や仕事のスタイルに合った革靴を選びましょう。

革靴の色

革靴の色選びは、ビジネスシーンで服装のトーンを決める重要な要素です。ビジネス用の革靴としては、黒やダークブラウンが基本色とされています。
黒はフォーマルなビジネスの場やプレゼンテーションをするときなどに適しています。

ダークブラウンは、ややカジュアルなビジネスシーンやデイリーユースに適しているので、黒かダークブラウンの革靴があると汎用性が高いでしょう。

近年では、ネイビーブルーの革靴も人気を集めています。ネイビーブルーは黒と同じくらいフォーマルでありながら、より現代的な印象を与えます。
そのほかにも、オフィスカジュアルの方には、グレーやチョコレートブラウンの革靴も好まれています。

また、季節に合わせて革靴の色を変えると、よりおしゃれな印象を持たれやすくなるでしょう。冬はダークトーンの色が好まれやすく、
夏は明るい色味が人気です。オフィスカジュアルな職場であれば、明るいブルーや、ベージュ系の革靴を履きこなすと爽やかで軽快な印象を醸し出せます。

季節や服装のスタイルに合わせた色を選択すると、全体のコーディネートを統一させるポイントとなるでしょう。

革靴の素材

ビジネス用の革靴の素材としては、大きく分けると本革とフェイクレザーの2種類があります。本革は耐久性、通気性、そして使うほど足に馴染む快適さがあり、高級感がある印象を与えます。
本革には牛革、馬側、羊革などの多数の種類があり、それぞれ使用感や見た目の印象が異なるので、好みや履き心地のよさで選ぶとよいでしょう。

たとえば、最も一般的なのは「カーフレザー」という仔牛の革で作られた革靴です。やわらかくて履き心地がよく、耐久性もあることから多くの方から親しまれています。
また「コードバン」という馬革は光沢感が特徴で、羊革は軽さと革のやわらかさから人気があります。

一方、フェイクレザーは低コストでメンテナンスがしやすいですが、本革と比較すると耐久性や通気性に劣ることがあります。使用するシーンや個人の好み、予算を考慮して、適切な素材を選ぶとよいでしょう。

機能性

革靴の機能性は快適さや耐久性に影響しますが、履いてみないと分からない点もあるので、試着して履き心地を確かめましょう。
革靴の主な機能としては通気性、クッション性、耐水性、耐久性などが挙げられます。

通気性がある靴は足が蒸れにくく快適さを与え、クッション性がある靴は歩行時の衝撃を吸収できるので、足への負担を軽減します。
また、耐水性は雨天時の外出時に、耐久性は靴の寿命に影響します。耐久性は靴底の素材の影響も受けやすいので、滑りにくく、耐摩耗性のある素材を選びましょう。

良質な革靴は通気性があり、長時間着用しても快適に履き続けられます。
これらの機能性を考慮して革靴を選ぶことで、ビジネスのパフォーマンスと快適さを両立させられるでしょう。

生産国による特徴の違い

革靴の品質は、生産国によって特徴が異なります。たとえば、フランス製の革靴は、エレガントで高級感があり、パリのファッションの影響を受けたデザインが特徴です。
スペイン製の革靴は、手頃な価格でありながら品質を重視した製品が多く、近年人気を集めています。

日本製の革靴は、伝統的な職人技術と精密なデザインで指示されており、快適さとスタイルのバランスがとれています。
そのほか、イタリア製の革靴はファッション性が高く、スタイリッシュな大人に向けて、ベーシックから個性的なものまでデザインが豊富なことが特徴です。

各国の革靴はその国の文化や価値観を反映しており、それぞれに魅力があります。一度各国の革靴を手にとって、どの国の革靴があなたの好みや目的に合うのか比較することをおすすめします。
生産国による特徴を理解したうえで、自分のニーズに合った革靴を選ぶことで、より洗練されたイメージを与えられるでしょう。

小物と革靴の合わせ方

スーツスタイルは小物の使い方までこだわると、よりおしゃれな印象を与えられます。たとえば、革靴とベルトの色を合わせたり、革靴に合う靴下を選んだりして少し工夫をするだけで、より統一感のある印象になります。

こだわりの革靴をよりおしゃれに見せるために、次に革靴と小物を効果的に合わせるためのポイントを解説します。

革靴とベルトの色を合わせる

革靴とベルトの色を合わせると、スーツスタイルに統一感が出てスーツを着こなしている雰囲気を作り出せます。
たとえば、黒の革靴には黒のベルトを、茶色の革靴には茶色のベルトを選ぶことが基本です。革靴とベルトの色を合わせることは簡単にできるので、さっそく取り入れてみましょう。

靴下の色選び

ビジネスでは、スーツの色や革靴と調和する暗めの色の靴下を選ぶことが基本です。たとえば、黒やダークグレー、ネイビーなどを選ぶとスーツスタイルに合わせやすいでしょう。

靴下だけ白などの明るい色味を使ってしまうと、そこだけ浮いて目立ってしまいます。ビジネスの場では明るい色や派手な柄を避け、シンプルなデザインを選びましょう。
靴下の色がスーツと調和していると統一感が生まれ、スーツを着こなしている大人な印象を与えられます。

スーツと靴をより楽しむためのポイント

スーツと靴の組み合わせ方は、少しの工夫で印象がガラリと変わります。スーツと靴の組み合わせ方のポイントとして、適切なサイズ選び、質のよい革靴の選び方、そして靴の手入れの重要性に焦点を当て、スーツと靴のコーディネートをより楽しむ方法をご紹介します。しっかりとポイントをおさえて日々のスタイリングを楽しみましょう。

適正のサイズを選ぶ

スーツと靴のスタイリングをするときは、正しいサイズ選びが欠かせません。
サイズが合った靴は足に快適にフィットし、足の疲れを軽減します。サイズを測るときは足の長さだけでなく、幅やアーチの形状も考慮するとよいでしょう。

スーツもよりおしゃれに見せるためには、市販のスーツよりもオーダーメイドのスーツの方がスタイリッシュな印象になります。靴もスーツも自分に合ったサイズを選びましょう。

よい靴を選ぶ

「よい」靴を選ぶために大切なことは、素材の質、縫製の精度、そしてデザインにこだわることです。
本革製の靴は耐久性とデザイン性を兼ね備えています。また、縫製の丁寧さや靴底の質も重要で、しっかりとした作りの靴は長持ちします。

スタイル面では、シンプルで時代に左右されない汎用性が高いデザインを選ぶことで、どのようなシーンでも履きこなせます。これらの要素を考慮して革靴を選ぶことで、より長く履き続けられるでしょう。

靴の手入れを欠かさない

靴の手入れは見た目をきれいにするだけではなく、靴の寿命を保つためにも不可欠です。定期的に靴を磨くことで革を保護し、よい状態を維持できます。
また、靴の保管方法も大切です。日常ではシューツリーを使って湿気や型崩れを防ぎ、雨などで靴が濡れたときは、すぐに乾かすことで、湿気や型崩れから靴を守れます。

このように丁寧に手入れすることで、靴が長持ちし、身だしなみが整った快適な状態を維持できるでしょう。

まとめ

スーツスタイルに合わせた革靴の選び方は、職場や取引先に対してよい印象を与える効果があります。この記事では、革靴の種類から選び方まで詳しく紹介しました。
どの革靴がよいか分からない方はホールカットの革靴が一足あるとよいでしょう。ホールカットの革靴はシンプルなデザインなので、ビジネスからフォーマルな場まで幅広く対応し、スーツスタイルをよりおしゃれな印象に見せます。

スーツスタイルの完成度を高めるためには、適切な革靴の選び方が重要です。オーダーボックスでは、さまざまなシーンに合わせたスーツや靴を扱っています。靴の選び方がわからない方は、店舗で相談してみてはいかがでしょうか?
靴だけの相談もできますし、スーツスタイルのトータルコーディネートの相談もできます。相談をご希望の方は事前に予約するとスムーズに対応できます。予約をご希望の方はホームページの「スマートワンオーダー」からご予約ください。