スーツと相性のよいブラウンの革靴はどれ?おすすめのコーデとは

スーツを着用するときは、革靴を履くのが一般的ですが、足元の色や質感によって、全体の見た目の印象が大きく変わります。革靴の定番色といえるブラックやブラウンが注目を集めていますが、どのような革靴を選べばよいのかわからない方もいるでしょう。
そこで今回は、スーツと相性のよいブラウンの革靴の選び方やおすすめコーディネートを紹介します。さらに、ブラウンの革靴の種類が人気の理由も併せて解説しています。

ブラウンの革靴が人気の理由

スーツに合わせる革靴の定番色はブラックやブラウンですが、昨今はとくに青年層の間でブラウンの革靴の人気が高くなっています。ブラウンレザーの独特の光沢感により、上質で高級感のある見た目が魅力といえます。
さらに、ブラックの革靴よりも上品さがあることから、スーツとブラウンの革靴を組み合わせることで、清潔感のある雰囲気になるでしょう。
また、イタリアのセレブの間では、ビジネスシーンにおける革靴の定番色はブラウンであり、ほかの欧米諸国においても、ブラックではなく、ブラウンの革靴が好まれる傾向があります。

ブラウンの革靴の種類

ひとえにブラウンの革靴といっても、さまざまな種類があります。
ここでは、ブラウンの革靴の種類を詳しく紹介しています。

ダークブラウン

ダークブラウンは、深みのあるブラウンであり、落ち着いた印象を与えられます。派手すぎず、主張が少ない色合いであることから、堅実さや信頼感を与えられる色です。
上品な光沢感が特徴で、どのような業種でもマッチすることから、多くのビジネスパーソンが選ぶ色合いです。そのため、ブラウンの革靴をはじめて着用するという方は、まずダークブラウンを選ぶのをおすすめします。

ライトブラウン

ライトブラウンは、明るく爽やかなイメージが強く、欧米諸国では、ビジネスシーンだけでなく、日常のファッションでも使われることがあります。ただ、服との合わせ方が難しいとされており、おしゃれに見せるにはコーディネートのスキルが必要です。
なお、カジュアルシーンでも合わせやすいため、ライトブラウンの革靴を一足持っていると、フォーマルにも、カジュアルにも対応できるのが特徴です。

バーガンディー

バーガンディーは、日本語で茶紫や赤紫と呼ばれており、モンクストラップの革靴に多い色です。高級感がある見た目が特徴で、紳士的な雰囲気になります。
ビジネスシーンはもちろん、結婚式などの式典にも使えるため、幅広いシーンで使えるのがバーガンディーの魅力です。

スエード

スエードタイプの革靴は、靴の表面に子牛や子羊の毛皮の裏面を起毛させた素材を貼り付けており、なめらかなテクスチャが特徴です。光沢感のある革靴とは異なり、カジュアルさがある革靴です。
業種によっては、ビジネスシーンに選ばれないこともありますが、カジュアルさがあるので、普段使いにもぴったりの革靴といえるでしょう。

ボルドー

ボルドーは、深いブラウンに赤みが入った色合いが特徴で、ネイビーなどの青系のスーツに合います。ただし、合わせにくい色味なので、おしゃれな雰囲気に仕上げるには、ファッションセンスが求められます。

ブラウンの革靴のつま先の種類

ブラウンの革靴にはさまざまな色合いがあり、どの色を選ぶかによって、見た目の印象が大きく変わります。さらに、革靴には複数のデザインがあり、デザインによっても雰囲気が変わるでしょう。
ここでは、ブラウンの革靴の種類を詳しく紹介します。

ストレートチップ

革靴の伝統的なデザインでもあるストレートチップは、別名キャップトゥとも呼ばれています。
ストレートチップは、つま先に1本の線が入っており、スタイリッシュな印象があることから、フォーマルな印象が強いデザインです。

プレーントゥ

プレーントゥは、つま先部分に装飾が施されておらず、シンプルなデザインが特徴です。ビジネスシーンはもちろん、幅広いシーンに使えます。

モンクストラップ

モンクストラップは、フォーマルな印象があることに加え、機能性が備わっているため、使い勝手のよい革靴です。
ほかのデザインの革靴は、靴紐がついていますが、モンクストラップは、靴紐ではなく、バックルがついており、ストラップで締め付け具合を調整します。

ウイングチップ

ウイングチップは、革靴のつま先にW文字の装飾があり、鳥の羽のような見た目をしているのが特徴です。
ウイングチップは、ほかのデザインの革靴と比べると、独特なデザインが特徴的で、ウイングチップの革靴を履くことで、足元がおしゃれな雰囲気に仕上がります。

ブラウンの革靴を選ぶときのコツ

ブラウンの革靴の種類が多く、どの色やデザインを選べばよいのか悩んでしまう方もいるでしょう。
ここでは、ブラウンの革靴を選ぶときの2つのコツを解説します。

靴の色とベルトの色を合わせる

ブラウンの革靴は、デザインや色によって、コーディネートが難しいことから、選び方にコツが必要です。ブラウンの革靴を選ぶときは、ベルトの色と合わせることで、全体的な色合いのバランスが取れ、印象がよくなるでしょう。
そのほか、バッグの色とあわせることで、革本来の上質感や高級感、エレガントさを引き出せて、より全体がまとまった雰囲気になります。

どのスーツと合わせるかイメージする

ビジネスシーンでブラウンの革靴を着用するときは、どのようなスーツと合わせるかをイメージすることが大切です。スーツの色やデザインによって、ブラウンの革靴の色を変えることで、より引き締まった印象になるでしょう。
また、ブラウンの革靴にはさまざまな色やデザインがあるため、革靴に合ったスーツを選ぶのもおすすめです。ポイントは、いかに全体をイメージできるかであり、全身の雰囲気を想像しながら、選ぶとよいでしょう。

ブラウンの革靴のおすすめコーデ

ブラウンの革靴を選ぶときは、ベルトやバッグの色と合わせるのがポイントです。さらに、スーツの色やデザインによって、革靴の色やデザインも変えるとよいでしょう。
とはいえ、実際にどのような組み合わせにすればよいのか、いまいちわからない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ブラウンの革靴のおすすめコーディネートと詳しく紹介します。

ダークブラウン×ネイビースーツ

ダークブラウン×ネイビースーツの組み合わせは「アズーロ・エマローネ」と呼ばれており、ビジネスシーンだけでなく、
カジュアルシーンでも定番のコーディネートです。ネイビーのスーツに、ダークブラウンの革靴やベルト、さらにバッグやネクタイも革靴の色と合わせることで、トータルバランスが取れた雰囲気になります。

ライトブラウン×グレースーツ

ライトブラウン×グレースーツの組み合わせは、フォーマルなシーンだけでなく、インフォーマルな場所でも対応できる万能型のコーディネートです。グレーのスーツは、ブラックやネイビーよりも明るい印象になることに加え、明るめのブラウンの革靴と組み合わせることで、全体的に明るく新鮮な印象を与えられるでしょう。
また、ワンポイントでアクセントのあるネクタイを選ぶなど、小物を使いこなすことで、よりデザイン性の高いコーディネートになります。

バーガンディー×ブラックスーツ

バーガンディー×ブラックスーツは、上品な印象に仕上がる紳士的なコーディネートのひとつです。カジュアルシーンというよりは、ビジネスシーンやフォーマルシーンに向いているコーディネートであり、大人っぽいテイストになるでしょう。
また、シャツは柄があるものではなく、無地の純白のシャツを選ぶことで、より上品な印象になります。

スエードダークブラウン×ブラウンスーツ

スエードダークブラウン×ブラウンスーツは、ブラウンスーツの落ち着いた印象にワンポイントアクセントとして、カジュアルなスエードの革靴を用いた上級者のコーディネートです。
全体的に重いトーンになりすぎず、ほどよくカジュアルな雰囲気になることから、ビジネスシーンやカジュアルシーン問わず、着用できるでしょう。

ブラウンの革靴のお手入れ方法

ブラウンの革靴は、しっかりと手入れすることで、長く使えます。さらに、定期的にメンテナンスをすれば、光沢感を保ちやすくなり、綺麗な状態を維持できるでしょう。
とはいえ、どのようにお手入れすればよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。基本的には、革靴を一度着用したら、最低でも2日以上は休ませたほうがよいです。毎日使用していると、劣化の進行が早まり、革靴の寿命が短くなります。
そのため、革靴を長く使うためにも、しっかりと休ませることが大切です。さらに、月に1回以上の頻度で、お手入れすることをおすすめします。定期的にメンテナンスをすることで、綺麗な状態を保て、清潔感のある印象を与えられるでしょう。
しかし、革靴のお手入れをしたことがなく、どのようにしてメンテナンスすればよいのかわからない方もいるでしょう。
ここでは、ブラウンの革靴のお手入れ方法や準備しなければならないものを詳しく紹介します。

準備するもの

ブラウンの革靴を長く使うためには、定期的にお手入れする必要がありますが、適切なメンテナンスを行うためには、準備しなければならないものがあります。
たとえば、豚毛のブラシや馬毛のブラシです。豚毛のブラシは毛が硬く、クリームのノリがよいため、革靴を保護するときに使用します。また、馬毛のブラシは、毛が柔らかいため、ほこりを落とすときに使用します。
そのほか、靴クリーナーは革靴に付着している汚れを取るために必要なので、用意しておいた方がよいでしょう。さらに、靴クリームは、革靴を保護するために必要であり、革の光沢感を維持しやすくなります。
なお、クロスや靴用タイルがあれば、クリームを塗り込むときや、靴を磨くときに便利なので、併せて用意しておきましょう。そのほか、撥水スプレーがあれば、撥水効果を持続でき、雨の日もしっかりと水を弾いてくれます。

お手入れの手順

革靴をお手入れするときは、馬毛ブラシを使って、革靴についたほこりを取り除きます。馬毛ブラシは柔らかい毛質ですが、力強く擦ると革靴に傷がついてしまうことがあるため、軽くなでるようなイメージでほこりを落としましょう。
そして、クロスを使って、靴クリーナーを塗り、革靴全体の汚れを取り除きます。靴クリーナーを使うときは、全体になじむように塗り、表面を磨くようにすると、綺麗に汚れを取ることが可能です。
次に、豚毛ブラシを使って、革靴に靴クリームをなじませていきます。豚毛は硬い毛質なので、強く擦らず、優しく使いましょう。豚毛ブラシでブラッシングができたら、最後に撥水スプレーをかけて表面を整えます。

革靴の保管方法

革靴を長持ちさせるには、定期的にメンテナンスを行うことに加え、保管方法にも注意しなければなりません。
革靴を保管するときは、表面についたほこりをブラシで取り除きます。そして、クロスや靴用タオルを使って、革靴の表面を拭きます。さらに、中敷きを半分程度外に出して、中を乾かせるようにしておきましょう。
そのあと、靴同士が接触しないように、靴箱に保管します。ただし、長期間保管していると、表面のクリームが剥がれてしまうことがあるため、定期的に靴箱から出して、乾燥させるのがおすすめです。
なお、雨で濡れてしまったときは、表面の水分をしっかりと拭き取り、革靴の中に新聞紙や乾燥材を入れて、乾燥できる環境を作ることが大切です。しっかりと乾燥させなければ、
最近が繁殖し、ニオイの原因となってしまいます。また、中の新聞紙や乾燥材は定期的に交換して、乾燥効果を高めることが大切です。

まとめ

昨今はブラウンの革靴の人気が高まっています。ブラウンの革靴は、独特の光沢感と上品さに加え、デザインや色味によってはカジュアルさも兼ね備えていることから、幅広いシーンで使えるのが魅力です。
実際、海外セレブの間でも人気が高く、ブラウンの革靴が好まれる傾向があります。ただ、ブラウンの革靴は履くときは、バッグやベルトと色を合わせることが大切です。さらに、スーツの色によっても、全体の印象が変わるので、組み合わせをじっくり検討しましょう。
オーダーボックスでは、さまざまな種類のスーツを取り揃えています。ブラウンの革靴にぴったりのコーディネートの提案も可能なので、ぜひオーダーボックスに相談してみてください。