ビジネスアイテムのメンテナンス方法

今までザザグループ採用ブログの方で、スーツやネクタイのお手入れ方法をご紹介してきました。

今回はビジネスに欠かせない革靴、バッグ、ワイシャツ(ドレスシャツ)の

意外とかんたんなメンテナンス方法、日々のケア方法をご紹介。

 

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■目次
1 簡単にできる!靴のお手入れ方法
 1.1 用意するもの
  1.1.1 シューキーパー
  1.1.2 馬毛ブラシ
  1.1.3 ステインリムーバー(汚れ落とし)
  1.1.4 靴クリーム
  1.1.5 ペネトレイトブラシ
  1.1.6 豚毛ブラシ
  1.1.7 クロス×2
  1.1.8 防水スプレー
 1.2 手順
  1.2.1 ①シューキーパーを入れる
  1.2.2 ②ブラシで掃く
  1.2.3 ③汚れ落としで拭く
  1.2.4 ④クリームを塗る
  1.2.5 ⑤クリームをなじませる
  1.2.6 ⑥クロスで仕上げ磨き
  1.2.7 ⑦防水スプレーでコーティング
 1.3 日々のお手入れ
2 カバンの手入れ方法
 2.1 革製カバンのお手入れに必要な道具
 2.2 合皮・ナイロン製カバンのお手入れに必要な道具
3 ワイシャツの洗い方
 3.1 自宅かクリーニング店か
 3.2 洗濯前に確認すること
 3.3 自宅での洗濯方法
  3.3.1 洗濯機での洗濯
  3.3.2 ハンガー
  3.3.3 アイロンがけ
 3.4 クリーニングの場合
  3.4.1 出す前の注意
  3.4.2 仕上がりも確認!
  3.4.3 クリーニング後の保管

 

簡単にできる!靴のお手入れ方法

靴磨きを制すものは立派な大人の象徴。

靴は、体を支える役割を持つだけでなく、社会人にとっては命ともいえる存在であり、常に綺麗でいたいもの。

でも、靴磨きって、様々な道具が必要で、なんとなく難しそうなイメージがありませんか?

ここでは、靴磨きに時間をかけることができない、忙しい社会人や就活生に向けて比較的かんたんに出来る靴のお手入れ方法を教えます。

用意するもの

最低限あったらいいものはこちらの8点

・シューキーパー
・馬毛ブラシ
・ステインリムーバー
・靴クリーム
・ペネトレイトブラシ
・豚毛ブラシ
・クロス×2
・防水スプレー

シューキーパー

出典:[ナチュラルスタッフ] シューキーパー 木製 

自分の靴のサイズにあったものを選びましょう。

プラスチック製、木製などと種類はありますが、

木製の素材そのまま(ニス仕上げでない)のシューキーパーは、湿気やニオイの防止になるのでおすすめです。

馬毛ブラシ

出典:[コロニル] 馬毛ブラシ

ほこり取り用に、毛先が細く柔らかい馬毛ブラシを選びましょう。

サイズ感は、手にフィットするくらいの大きすぎないものがおすすめ。

ステインリムーバー(汚れ落とし)

出典:[エム・モゥブレィ] 革靴用水性汚れ落とし

M・モゥブレィのステインリムーバーが定番でおすすめ。

革に優しく、速乾性に優れています。

靴クリーム

出典:[M.モゥブレィ] シュークリーム

クリームは種類が多く悩みますが、初心者には乳化性クリームがおすすめ。

色付きを選ぶ場合は、靴と同じ色か少し明るめを選ぶとなじみます。

ツヤ出し用に油性クリームやワックスも用意するのもいいでしょう。

ペネトレイトブラシ

出典:[エム・モゥブレィ]クリーム塗布用ブラシ

こちらはクリームをのばすためのブラシです。

指やクロス、歯ブラシでも代用ができるので、お好みにあわせて用意してください。

豚毛ブラシ

出典:[リーガル]豚毛100%シューブラシ

革靴にしっかりとクリームをなじませる用に、かための毛質の豚毛ブラシを選びましょう。

色付きのクリームを使う際は、色によってブラシを使い分けてください。

クロス×2

出典:[コロニル] ポリッシングクロス

クリーナー用、仕上げ用に2枚用意をしましょう。

クリーナー用には目が粗めの生地、仕上げ用は目が細かい生地を使うと、効果バツグンです。

古着のTシャツを切り取った布でも問題ありません。

防水スプレー

こちらは無くても大丈夫ですが、あると雨や汚れをはじき、靴のケアに便利です。

 

革靴のお手入れの道具はセットも売られているので、こちらを購入してみても良いでしょう。

出典:[ワイアールエムエス] シューケア用品

 

手順

靴のお手入れの流れはこちら

1. シューキーパーを入れる
2. ブラシで掃く
3. 汚れ落としで拭く
4. クリームを塗る
5. クリームをなじませる
6. クロスで仕上げ磨き
7. 防水スプレーでコーティング

靴のお手入れは、1,2カ月に1回の頻度でOKです。

 

①シューキーパーを入れる

出典:初心者でも簡単!靴磨きの方法【革靴手入れ・クリーム仕上げ・おすすめの道具】

お手入れしやすいように、シューキーパーをいれます。

靴ひも付きの革靴であれば、靴ひもを外し、

靴の甲にあるベロ(タン)も磨けるようにしましょう。

②ブラシで掃く

出典:革靴の手入れは日々のブラッシングから。こまめな手入れで靴を大切に長く履く

馬毛ブラシで靴全体すみずみまでサッと掃きます。

写真のように、忘れがちなコバの部分はほこりが溜まりやすいのでしっかりと掃きましょう。

③汚れ落としで拭く

出典:初心者でも簡単!靴磨きの方法【革靴手入れ・クリーム仕上げ・おすすめの道具】

クロスを指にまき、ステインリムーバーを指の腹につけ、なでるように拭きます。

汚れがひどいときはクロスの綺麗な部分に巻きなおしながら、繰り返します。

元々ついていた靴クリームが落ち、光沢が消え、マットな質感になればOKです。

④クリームを塗る

出典:靴磨きで革靴が生まれ変わる!知る人ぞ知る職人のやり方を徹底取材!

靴クリームをペネトレイトブラシ(もしくは指、クロス、歯ブラシなど)に、ほんの少しつけます。

つけすぎないよう全体に薄くのばして、まんべんなく塗れたら完了。

 

もしツヤがなくなってきたら

乳化性クリームは油性クリーム、ワックスよりツヤ出しの効果が弱いため、

光沢感を出したい場合は、乳化性クリームを塗った後に、

同様の手順で油性クリームかワックスを塗りましょう。

 

⑤クリームをなじませる

出典:靴磨きで革靴が生まれ変わる!知る人ぞ知る職人のやり方を徹底取材!

表面にのばされたクリームをなじませるために豚毛ブラシでブラッシング。

ブラシをかけると、クリームがなじみツヤがでてきます。

少し強めにストロークをえがきながらブラッシングしましょう。

 

⑥クロスで仕上げ磨き

出典:初心者でも簡単!靴磨きの方法【革靴手入れ・クリーム仕上げ・おすすめの道具】

仕上げ用のきれいなクロスで優しく磨きます。

余分なクリームはちゃんとふき取るようにしましょう。

 

⑦防水スプレーでコーティング

出典:超基本!防水スプレーの使い方

防水スプレー※を靴から30cmほど離して、全体にムラなく吹きかけます。

かけすぎはシミになるので注意しましょう。

吹きかけたら、しっかり乾燥させて完了です。

※防水スプレーは屋外で使用しましょう。

 

日々のお手入れ

日ごろのケアをすることによって、革靴の劣化を抑えることができます。

 

・帰宅後にブラシをかける。

出典:革靴の手入れは日々のブラッシングから。こまめな手入れで靴を大切に長く履く

ブラシは先ほどの靴磨きで使用した、馬毛ブラシを使います。

帰宅後にサッとブラシをかけるだけで、簡単に靴を綺麗に保てるので、

やっておいて損はないでしょう。

 

・脱いだ後にシューキーパーを入れておく。

シューキーパーを入れておくことで、靴の型崩れやシワを防ぐことができます。

しかし、シューキーパーのバネの強さやサイズによって、靴に負担をかけることになるので、

サイズがちゃんとあっているか不安な場合は、入れたままにしない方がいいでしょう。

 

・同じ靴を連日履き続けない。

一日中はいた革靴には、汗が大量に染み込んでいるため、2~3日置いて乾燥させておくことが大切です。

毎日穿く方は、3足程度用意してローテーションしましょう。

 

カバンの手入れ方法

カバンは、革製、合皮製、ナイロン製など…様々な素材のものがありますが、基本的にお手入れ方法は同じです。

革製カバンのお手入れに必要な道具

 

画像:土屋鞄製作所-https://tsuchiya-kaban.jp/

・革用ブラシ

・革専用のオイル

・オイル用の布・乾拭き用の布(綿素材などの柔らかいもの)

 

画像:土屋鞄製作所-https://tsuchiya-kaban.jp/

①乾拭き・ブラッシングでホコリを落とす

布やブラシを使い、革の表面についたホコリを取り除きます。

 

画像:土屋鞄製作所-https://tsuchiya-kaban.jp/

②オイルを使って、パッティングする

汚れが取れたら布にオイルを数滴つけた後トントンと軽く叩き(※パッティング)、汚れを浮かせます。

浮いた汚れは、きれいな布で拭き取ります。

※この時、擦ってしまうと革にダメージを与えたり色落ちしてしまうことがあるので、やさしく叩くようにしましょう!

 

③乾拭きして完了!

余分なオイルを乾いた布で拭き取れば、お手入れ完了です。

 

合皮・ナイロン製カバンのお手入れに必要な道具

・カバン用のブラシ又は歯ブラシなどの柔らかいブラシ

・衣類用洗剤(中性洗剤)

・タオルなどの柔らかい布

(・プラスチック消しゴム※)

※部分汚れに使用することができますが、ナイロン素材の場合は熱に弱いためやさしく使用してください。

 

画像:RELIBERSリライバーズ-https://yourmystar.jp/relivers/

①ホコリを落とす

カバンについたホコリを落とします。手で軽く叩くか、傷がつかないように優しくブラッシングをして下さい。

 

画像:RELIBERSリライバーズ-https://yourmystar.jp/relivers/

②衣類用洗剤を使って、パッティングする

ぬるま湯に衣類用洗剤を入れてタオルを浸した後、表面にパッティングしていきます。

カバンの内側も、同様に使うことができるので、一緒にきれいにしておきましょう!

浮いた汚れは、きれいな布で拭き取ります。

※この時、擦ってしまうと革にダメージを与えたり色落ちしてしまうことがあるので、やさしく叩くようにしましょう!

 

画像:RELIBERSリライバーズ-https://yourmystar.jp/relivers/

③乾いたタオルでパッティングし、乾燥させたら完了!

乾いたタオルでパッティングして、水気を取ります。形を整え、風通しの良い日陰で乾燥させたらお手入れ完了です。

 

カバンのお手入れは、意外と時間や手間がかかりません!

これを機に、一度試してみてはいかがでしょうか?

 

ワイシャツの洗い方

パリっとしたワイシャツは、スーツをさらにかっこよく着こなすための重要なアイテムのひとつです。

しかしワイシャツは直接肌に触れるため、汚れがつきやすいもの。

洗う頻度もスーツやネクタイなどと比べて高く、間違った洗濯方法を続けていればせっかく高級なワイシャツを買ってもすぐにシワだらけになり傷んでしまいます。

クリーニング店に出す場合と、自宅で洗濯する場合の注意点をご紹介します。

 

自宅かクリーニング店か

そもそもワイシャツって、家で洗わずクリーニングに出した方がいいの?という方もいるでしょう。

ですが、ワイシャツは毎日変えるものですので、基本的には自宅で洗濯しても大丈夫です。

自宅で洗ってもきれいに落ちない汚れができた場合や、自分で洗濯するのは手間がかかって大変…という方はクリーニングに出すといいでしょう。

しかし、やはりクリーニングに出すと自宅で洗うより生地に負荷がかかってしまいます。

なるべく自宅で洗うようにし、本当に汚れが落ちない場合に出すようにしましょう。

 

洗濯前に確認すること

昨今では形態安定機能や消臭機能など、さまざまな機能性のあるワイシャツが増えています。そのため、洗濯方法にもさまざまな制約がつくことがあります。

クリーニング店に出す場合も自宅で洗濯する場合も、まずは洗濯表示を確認しましょう。

ワイシャツのどこかに洗濯表示が書いてあるタグがあると思うので、まずはそれをチェックします。

基本的にはどの記号も×が付いていなければ可能ということになります。

洗濯表示の詳細については、消費者庁のHPをご覧ください。

洗濯表示を確認したら、必ずワイシャツのポケットの中を確認しましょう。

夏場などはワイシャツ1枚で過ごす方も多く、ポケットにペンやメモなどを入れてしまいがちなのではないでしょうか。

ボールペンのインクは一度シミになると生地にしみ込んでしまい、取るのが大変になります。

メモやティッシュ等の紙類は、ポロポロと溶け、ほかの洗濯ものにも付着してしまい大変なことになった経験がある方もいるかと思います。

洗濯のつもりが逆にワイシャツを汚してしまうことに…なんてことにならないように気を付けてくださいね。

自宅での洗濯方法

洗濯機での洗濯

ワイシャツを自宅で洗う際は、ワイシャツを裏返し、洗濯ネットに畳んで入れましょう。裏返して洗濯すると、内側に付着した汗や皮脂汚れをしっかりと落とすことができます。

特に汚れのひどい箇所には、部分洗い用洗剤を塗布するのが効果的です。

洗濯機のコースは、洗濯タグの記載に合わせて変えましょう。「弱」指定の記載がある場合は、「ドライ」や「おしゃれ着」コースにするといいですね。

また、脱水時間は短く設定するようにしましょう。シワが発生する一番の要因が脱水です。

ハンガー

脱水が終わったらすぐに厚みのあるハンガーに掛けて、干すようにしましょう。

洗濯機にかけ終わってから放置すればするだけシワができてしまいます。早めに取り出すのを心掛けてください。

 

アイロンがけ

アイロンは洗濯表示に応じた温度設定にします。

襟や袖先などの細かい部分から広い面積の順にかけていくと、余計なシワを増やさずにキレイに仕上げることができます。

アイロンが終わった後は湿気や熱を取るために、しばらく時間をおいてから収納するのがよいでしょう。

 

クリーニングの場合

シャツは特別指定しない限りランドリークリーニングになるので、
安めの料金で済ますことができます。

先ほど述べたように、どうしても取れないシミ、汚れがあるときは
クリーニング店に頼みましょう。

 

出す前の注意

気に入ったボタンや、高価なボタンは洗濯で割れてしまうのを防ぐために、
しっかり伝えましょう。
シミやほつれ、破れがある場合事前に伝えましょう。
お店の方もしっかり確認しますが、気付かないこともあります。
また、クリーニングの場合でもポケットの中身はしっかり確認が必要です。

形態安定シャツの場合は、生地がシワになりにくい加工や
衿やカフスに芯地と接着加工されています。
そのノリはクリーニングの際の高温に弱いので

形態安定シャツはクリーニングには出さないように

 

仕上がりも確認!

衿裏にシワがないかをチェックしましょう。
もしあった場合は、芯地が縮んでしまった可能性があります。
また、出す前にはなかったほつれやボタンが欠けていたなどが
あったら必ずすぐにお店に行って伝えましょう

クリーニングに出す前はどうだったか把握しておくのが大切ですね。

 

クリーニング後の保管

クリーニング店から届けられたシャツは、袋から出して保管しましょう。
カビや変色・ニオイの付着の原因になる可能性があります。
せっかくクリーニングしたのに…とならないためにも気を付けましょう!

しっかりと手入れを、臨機応変にできるようにしたら、

綺麗な状態を保ち、それぞれより長く使うことができます。

また、手入れすればするほど愛着が湧き、ものを使うことが楽しくなります。

 

こういった手入れをしたことのない方も、これを機に簡単なところからでも

始めてもらえると嬉しいです。